モルタル注入工法・吹き付け工法・パッチング工法
コンクリート構造物は近年10数年で品質劣化がおきる場合があります。その劣化原因はいわゆる塩害、中性化、アルカリ骨材反応、酸性雨等によるものであり、劣化したコンクリートをはつり除去し、適切な断面修復材にて修復し、さらに表面被覆をほどこして、劣化の進行を防止する工法です。
下地処理を行った後型枠を設置し、大断面充填用モルタルをモルタルポンプにて注入充填します。大断面充填用モルタルの特長は、高強度・高流動性・ノンブリージング・低発熱性・ひびわれ抵抗性・高遮塩性等です。特にアルカリ骨材反応によって劣化したコンクリートについては、アルカリ骨材反応制御型モルタルを使用します。
特殊セメント系補修用モルタルをモルタル吹き付け機にて吹き付け充填します。特殊セメント系補修用モルタルは有機繊維配合の速硬化タイプで型枠が不要の工法として、形状の複雑な構造物や工期短縮工法等に適しています。
ポリマーセメントモルタルを金ゴテにて充填し仕上げます。ポリマーセメントモルタルは、軽量タイプから超速硬化タイプまで各種あります。小断面に適用します。