ポリエステルエマルジョン系塗布式カラー舗装材
これまで識別舗装や景観舗装などには施工性、経済性、デザイン性に優れた常温塗布式樹脂系カラー舗装材が多く施工されてきました。その歴史は古く、1970年の大阪万国博覧会では各エリアへの誘導を行うための識別舗装として採用され、それ以降、各博覧会やテーマパークなどで多く採用されてきました。一般道路においても自転車道や歩車道分離などの整備に使用されているほか、景観舗装としても多く利用されています。
また近年では、地球温暖化のひとつ「ヒートアイランド現象」が深刻な社会問題となっています。わが国の道路に多く用いられているアスファルト舗装に環境負荷低減の機能を持たせる取り組みが注目を集め、舗装技術によって少しでも「ヒートアイランド現象」を緩和することが求められています。
カラーマックスシリーズは、従来の舗装の利点を活かしつつ優れた耐久性と遮熱性機能を付加した次代の舗装材として、コミュニティ設備等の環境整備に役立てられています。
カラーマックス・PEは、ポリエステルエマルジョンを使用することで従来からの施工性、経済性、デザイン性を損なわずに耐久性を向上させ、これまで敬遠されてきた歩行者量が多い箇所にも適応可能となりました。また施工時間も短縮できるため、効率よく色鮮やかな床にリニューアルすることができます。
カラーマックス・PE・クールは、ヒートアイランド現象の緩和を目的に、カラーマックス・PEの特徴はそのままに、ポリエステルエマルジョンに赤外線反射率の高い顔料と熱放射性の優れた骨材を配合することで、舗装表面での赤外線の熱変換を低減させ、夏季の路面温度を10℃以上低減させることができます。
※カラーマックス・PE・クールのみの特長です。